市販のUSB-シリアル変換モジュールはピンの数がやたら多いので、FT232RLを使って最小限のものを作ってみました。
バスパワー駆動なら、必要なのはUSBの4本とRX/TXの2本で、合計6本。Arduino用に3.3V出力とリセット信号の2本を加えても、合計8本。なので、8ピンDIPサイズにできるはずなのです。USBコネクタをモジュールに載せるのは強度的にもスペース的にも無理があるので、USB用の信号線をピンから取り出す形にします。
FT232RLはSSOPですが、基板を起こしたり変換基板を使ったりしないで、秋月のSMD用ユニバーサル基板を使います。こうやって足を曲げておくと、そのまま載せることができます。(一部のピンは空中配線になりますが。) 使わないピンを折ってしまえば、もう少し楽になるかも。
この基板は非常に薄いので、普通のはさみで簡単に切れます。だいたいのサイズに切り出したら、ICをはんだ付けする前に、細い銅線で裏側部分のパターンを作っておきます。主にGNDの配線です。
ここにICを載せて配線したら、いちおう完成。RX/TXの表示用LEDも載せましたが、部品が全部1608サイズなので、とりあえず付けるだけでいっぱいいっぱいです。まっすぐ付けるなんてとても無理です。