2011/03/19

555コンテスト

有名なタイマICの555を使ってさえいれば何でもあり、という 555コンテスト が行われています。
ルールによると、元祖NE555だけでなく、CMOS版のLMC555とか2個入りの556とか、いわゆる555であればどんな種類の555でも良いそうです。
先日、各カテゴリの一次選考を通過した作品が発表されました。(そう、残念ながら、もうエントリは締め切られているので、これから応募することはできません。)

見事に555を使いこなしているラジオとか、555個の555で「555」という文字を表示(しようとしたけど断念)した作品とかも非常におもしろいと思うのですが、いちばん気になったのがこれ。
トランジスタとかの部品だけで555(の互換品)を作ってしまったそうなのです。
基本的には555のデータシートに書かれている等価回路通りですが、SRラッチやコンパレータとかの部分までもトランジスタで作ってしまうという念の入れよう。しかも、それぞれの回路は極限まで最適化されていて、非常に少ない数のトランジスタで実現されています。おそらく本物の555の中にも、これと同じような回路が詰め込まれているんでしょう。
でも、それって、よく考えたら555使ってないから失格では?...と思いきや、その回路全体が一種の555なわけだから、やっぱりいいのです!

2011/03/06

フリスクでサイコロ

frisk domino dice
フリスクのケースでドミノみたいなサイコロを作りました。
二つのサイコロの目が並んでいて、たたくと両方とも変わります。
圧電スピーカが振動センサも兼ねているのでスイッチはありません。

蓋を取ったらこんな感じ。
丸型のチップLEDを、ケースに密着するように配置しています。
the board

フリスク用の基板を使っています。この基板、表と裏のランドが導通してないので、配線の自由度が非常に高いです。
マイコンはSMDタイプのPIC12F683です。配線しやすいように、ちょっとランドを削りました。
back of the board

ケースの底にL字型ピンヘッダをエポキシ接着剤で固定しておいて、そこに基板裏側のピンソケット差し込んで固定します。絶縁用カバーの下にはCR2032が入っています。
parts under the board

プログラムの書き込み中。
基板が完成した後でもプログラムの書き換えができます。
programming the board

(2011/04/29)
回路図とかの資料を簡単にまとめました。