2011/01/30

シャープ測距モジュールGP2Y0A21YK(その2)

先日のシャープ測距モジュールGP2Y0A21YKを使う回路の実物が、これです。
距離を測って、だいたいの距離をLEDの色で表します。

こうやって使います。
要は、車庫入れするときに、車と壁の距離が分かるようにする、というもの。距離が十分遠いときは青で、近づくにつれてシアン->緑->黄色->赤、とLEDの色が変化します。
赤に変わるあたりまで行ったら、壁まで10cm程度。目視だけでここまで寄せるのは難しいです。もっとも、他にもっと簡単な方法はあるし、そもそもそんなにギリギリまで寄せる必要もないわけですが。

車の中から見たところ。
これより下げたら見えないし、上げたら距離がちゃんと測れないので、この高さです。
モジュールはちょっと斜め下に向かって固定して、車の最も出っ張った部分より少し上に取り付けてあるので、いちおう車と壁に挟まれて潰れる心配はありません。。

ちなみに電源スイッチはなく、自動的に状況を判断してスリープしたり起動したりします。

関連記事:
シャープ測距モジュールGP2Y0A21YK(その3)

2011/01/10

電磁誘導方式のシェーバーを調べてみた

バッテリーが弱ってしまった古いシェーバーです。もう10年ぐらい前のものですが、壊れているわけじゃないので、何かに流用できないかと思って調べてみました。

このシェーバー、充電器にも本体にも金属の端子がありません。電磁誘導方式ですね。底面のネジを外して中を調べてみましょう。

どんなコイルが入っているのかと思ったら、どうやらこれのようです。ずいぶん貧弱に見えますが、こんなので大丈夫なんでしょうか?

中身を出してみました。底面の基板に載っている部品は、やっぱりこのコイルだけのようです。

メイン基板は固定されていて表側がよく見えませんが、隙間からのぞいてみたら、どうやら表側にはコンデンサが1個あるだけのようです。

回路図を描いてみました。コイルで受けたものを半波整流してバッテリーに流し込むだけという、非常にシンプルな回路です。充電に使わない方の半波でLEDを点灯しているのが合理的ですね。

オシロで波形を見てみました。周波数は70kHz程度。コイルに発生する電圧はピークで10Vを超えそうな感じなので、マイコンとかの電源に使うときは要注意です。