バッテリーが弱ってしまった古いシェーバーです。もう10年ぐらい前のものですが、壊れているわけじゃないので、何かに流用できないかと思って調べてみました。
このシェーバー、充電器にも本体にも金属の端子がありません。電磁誘導方式ですね。底面のネジを外して中を調べてみましょう。
どんなコイルが入っているのかと思ったら、どうやらこれのようです。ずいぶん貧弱に見えますが、こんなので大丈夫なんでしょうか?
中身を出してみました。底面の基板に載っている部品は、やっぱりこのコイルだけのようです。
メイン基板は固定されていて表側がよく見えませんが、隙間からのぞいてみたら、どうやら表側にはコンデンサが1個あるだけのようです。
回路図を描いてみました。コイルで受けたものを半波整流してバッテリーに流し込むだけという、非常にシンプルな回路です。充電に使わない方の半波でLEDを点灯しているのが合理的ですね。
オシロで波形を見てみました。周波数は70kHz程度。コイルに発生する電圧はピークで10Vを超えそうな感じなので、マイコンとかの電源に使うときは要注意です。
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