2023/12/23

ファミコンに喋らせる(3)

前回の方法は、矩形波を2チャンネル使って片方は1オクターブ上の周波数にし、それぞれのデューティを変化させるのだった。その組み合わせを表にするとこうなる。縦方向のx2というのが1オクターブ上の方。

矩形波に含まれる倍音の量は、デューティが 50% < 25% < 12.5% の順に多くなるはずなので、乱暴に言うとその順番で高音成分が多くなるともいえる。そう考えると、こういうフォルマントの図によく似た並びになっているのだ。

やや強引な感じもするけど、一応それらしく聞こえる根拠とはいえるだろう。

ところで、よくあるフォルマントの説明では、たとえば「あ」の第1フォルマントの周波数は何Hz、みたいな記述になってるけど、これは喋るときのもの。では歌うときはどうなんだろう。音階によって周波数はぜんぜん違うのにフォルマントの周波数は固定。ということは音階とは関係ない周波数の音を付加する必要があるのだろうか? ...みたいな素朴な疑問があったので、あらためて調べてみた。

  • 声帯から出てくる音自体は「あいうえお」のどれでも同じ比率で倍音成分が含まれた周波数分布になっている。もちろん基本周波数によって倍音の周波数も違う。音階というのはこの周波数の話。
  • 声帯から出た音は口というフィルタを通過して声として出てくる。このとき口の中の形などによってフィルタの周波数特性が決まる。フォルマントというのはこのフィルタの周波数特性の話。

この2つを掛け合わせたものが、声として出てくる音の周波数分布ということになる。フォルマントの周波数というのはあくまでもフィルタの周波数特性上のピーク周波数、ということを理解してないと私のように「音階とは関係ない周波数の音を付加するのか」みたいな誤解をしてしまうわけだ。

声として出せる音階はけっこう幅がある一方、フォルマント周波数は固定なので、その基本周波数によって何倍音がフォルマント周波数にあたるかが異なったりする。なので同じ「あ」に聞こえる音でも音階によって周波数分布の形としては違うということになる。

いま考えている方法はそういう仕組みではなく、基本周波数によらず倍音の比率が固定なので、周波数分布としては同じ形で基本周波数に応じて全体が平行移動したような分布になるはず。なので倍音成分がうまくフォルマント近辺に収まるような音域じゃないと声らしくは聞こえないだろう。

2023/12/14

ファミコンに喋らせる(2)

単純な矩形波だけで喋らせようとしてみたけど、残念ながらあんまり人の声らしくはならなかった。あらためて、もう少しちゃんと考えてみる。

人は声の周波数分布のうち低い方から数えて1個目と2個目のピーク周波数(第1フォルマント/第2フォルマント)によって「あいうえお」を認識しているという。矩形波のデューティをうまくいじったら倍音成分がちょうどそれに当てはまらないかと思ったけどさすがにそんなわけなかった。やっぱり2つのフォルマントを表すには少なくとも2つのチャンネルを使う必要があるのだろう。

矩形波の倍音も含めてうまくフォルマントの周波数にあてはまるように計算すればいいんだろうけど面倒そうなので、条件を決めて総当たりで試してみた。矩形波のチャンネルをもう一つ使って1オクターブ上の音を出すことにすると、それぞれのデューティの組み合わせで3x3=9パターンある。その中でそれっぽく聞こえた組み合わせは:

「あ」 12.5% + 25%(オクターブ上)

「い」 50% + 12.5%(オクターブ上)

「う」 50% + 25%(オクターブ上)

「え」 25% + 12.5%(オクターブ上)

「お」 25% + 50%(オクターブ上)

(→再生できない場合)

遠くの方から「あいうえお」っぽいものがかすかに聞こえる感じ。とても自然な声とは言えないけど前のやつとは格段の違い。音量のバランスなど調整していけばもう少し聞こえやすくなるかもしれない。

2023/12/08

ファミコンに喋らせる(1)

ファミコン音源でしゃべらせる、というのを今さら考えてみた。もちろんサンプリング(DPCM)を使うのではなくて、普通の音源(矩形波とノイズ )だけでそれっぽく聞こえるようにするというもの。たぶんこれまでに多くの人が作ってきたであろう車輪の再発明だけどそれでいい。

まずは母音から。これは矩形波でなんとかしたい。でも矩形波のデューティは実質3種類しかないし、はっきりとした発音にするのはまず無理だろう。これぐらいでどうかな?

  「あ」デューティ25%
  「い」デューティ12.5%、弱め
  「う」デューティ50%、弱め
  「え」デューティ25%、弱め
  「お」デューティ50%

(→再生できない場合)

そのつもりで聞いたら「あいうえお」と言ってるように聞こえる...ような気がする...かな? やや「なにぬねの」っぽいかもしれない。いずれにしても画面に字幕を出しておけばなんとなくそう言ってるように聞こえるかも。

2023/11/23

削ってみた

2台の湾曲モニタ隙間が空いてしまったので...

ぶつかってる部分を削ってみた。

隙間がちょっと狭くなった。ぴったり合うぐらいまで削るのは大変そうだし強度的にも心配なのでこのぐらいにしておく。

これでもいいけどさらに黒いテープを貼ってみた。残った隙間を塞ぐだけじゃなく固定されるのでけっこう良い感じ。(...ていうか削る必要なかったのでは。。)とりあえず結果的にうまくいったのでヨシ!

2023/11/12

デュアル湾曲モニタ

デュアルモニタの片方を湾曲モニタにしてもあんまり違和感なく使っていたけど、だんだん平面の方のモニタがむしろ不自然に思えてきた。 中央部分と端の方で色が違うのはいいとしても距離の違いが大きいのが目の疲れに影響していそう。テレビみたいにある程度の距離から見るのならあんまり気にならないけど机の上に置いて近距離で見るモニタではけっこうな違いになる。

それよりも大きな問題があって、実は両方とも画面が斜めに傾いている。左のモニタは左側が下がって右側が上がっている。右のモニタはその逆。設置の仕方が悪いのだろうとは思うけど、モニタアームの遊びがあるのでなかなかまっすぐにならない。金具を使ってむりやり高さを合わせていることも一因かも。せめて同じ機種のモニタ2台ならもっとうまくいくんだろうけど、2台を同時期に買っておかないとモデルチェンジで同じものが揃わなくなってしまうだろうな。

...などという理屈を考えたのは先日の湾曲モニタがセールで安くなっていたのを見かけたから。正確に言うとひとつ上のグレードだけどリフレッシュレートが上がってるだけでサイズなどは完全に同じ、しかも値段はもっと安い。いろいろ理由もあることだし、これはもう買うしか。

ということで2台の湾曲モニタを並べることにしました。

今度は金具で細工しなくてもぴったり揃うのかと思ったらそうでもなくて、やっぱり微調整は必要だった。アームの伸ばし方などで微妙に高さが変わってくるらしい。それでもちゃんと調整したら斜めになることもなく同じ高さに揃えることができた。ただ...

少し角度をつけて並べるので、画面の下のところの出っ張りがぶつかって隙間が空いてしまう、というまさかの落とし穴。ていうかこの出っ張りいるかな。いや強度的に必要なんだろうけど角をちょっと落としてくれてもよかったのに。おしい。

2023/11/05

長い夢

長い夢(YUKI)をファミコピ。もちろん実機でできる範囲内で。

やっと三角波でキックを作るコツがわかってきた。この曲に限っては(キックだけは)原曲にかなり近いのでは。

2023/10/19

Ableton Live 11 でVSTiのピッチベンドがやっぱり効かない

と思ってしまうケースがあるので備忘録としてメモを追加。

MPEを有効にしてもやっぱりピッチベンドが効かない!という場合は、ピッチベンド範囲の設定が音源側と合ってないかも。音源側の設定が自動的に表示に反映されるわけではないので、あらかじめ手動で設定を合わせてやる必要があるのだ。

Note Expressionを選択した状態で右クリック→ピッチベンドレンジ設定...

範囲を変更してOK

Magical 8bit Plug 2 の Bend Range も同じ値にする

同じ値にさえなっていれば設定する順番はどちらでもいい。通常は12とかに揃えておくとよさそう。

2023/10/11

Ableton Live 11 でVSTiのピッチベンドが効かない

いろいろ探してやっと解決策を見つけたのでメモ。

Ableton Live のピッチベンドが11でいろいろ改良されて使いやすくなった。...のはいいけど Magical 8bit Plug 2 でピッチベンドが効かなくなってしまった。これ自体はピッチベンドには対応しているはずだし実際10までは使えていた。これ以外も調べてみたけどどうやらVSTiだと効かない様子。それらしい設定項目も見当たらない。まさか11から使えなくなってしまったとか??


デバイスのタイトルバーを右クリックして「MPEモードを有効にする」にチェックを入れる。 これだけでしたー。

ピッチベンド関係の仕様が変わって結果的にデフォルトでは効かない状態になっていただけらしいけど有効にする方法がわかりにくい! (Ableton Live のUIって直感的かつ合理的で非常によくできてるのに、ときどきこういうのがあるんだよね...)

(2023/10/18 追記) それでも効かない!という場合は→  Ableton Live 11 でVSTiのピッチベンドがやっぱり効かない

2023/10/02

湾曲モニタはいいぞ

MSI公式サイトから引用

このとき取り付けたモニタはこれ。画面が平面ではなく湾曲している。特にそうしたかったわけじゃないけど、画面サイズとか接続方法の都合に合うものの中で値段的にも大差ないので試しに使ってみることにしたのだ。で、しばらく使ってみた結果...

平面のモニタとこれを横に並べて使うので湾曲の有無による違いがよく分かるだろうと思ったけど、「なんか曲がってる!」とか思ったのは最初だけで、ちょっと使っているうちに慣れてしまい全然気にならなくなった。画面が湾曲していること自体による違いはあんまり実感できないけど、おそらく特に意識してないだけで湾曲のほうが見やすいんだろうとは思う。実際、中央と端で目から画面までの距離の差が少ないので、なんとなく目が楽なような気がするといえばする。距離だけじゃなく角度も同様なので、画面の左右で色の違いが少ないというのもある。もっともこれは液晶自体の性能とかもあるので湾曲による効果だけでもない。一応ゲーミングモニタを謳っているので基本的な画質も良いと思う。ついでに言うと曲がっている分だけ設置スペース的にも少しだけ有利かもしれない。

ちなみにモニタのサイズで23.6インチと23.8インチはだいたい同じサイズではあるけど、この2つをを並べて使うのはおすすめしない。どうやっても左右の画面がちょっとずれるので、画面の左右にまたがるようにウィンドウを置いたり画面の境界を超えてドラッグしたりする度にちょっと気持ち悪いのだ。ある程度は慣れるとはいえ、このちょっとずつ気持ち悪いのがずっと続くことになる。サイズさえ合っていれば湾曲と平面の違いはすぐに慣れるし意外と気にならないけど、ちょっとでもサイズが違うのはやっぱり気になる。

2023/09/11

乾燥剤を再生

パーツ置き場にこの乾燥剤を小分けにしたものを入れている。最初は緑色で湿気を吸うとオレンジ色に変わるタイプ。いったんオレンジ色になってしまっても加熱すると復活してまた使えるようになるらしい。かなり前からオレンジ色になっていたので実際に試してみた。 

とりあえずラーメンとかを茹でるザルに入れてヒートガンで加熱してみる。いい具合にヒートガンの熱風に煽られてるように見えるけど、なかなか色が変わらない。温度を最高まで上げて風力を弱くして1箇所だけ集中的に加熱したら、やっと色が変わってきた。でも色が変わるのはその1箇所だけで、しかも加熱ムラのせいかけっこうな割合で割れてしまう。さらに悪いことに、網の目が大きいので小さいものや割れたものはこぼれ落ちてしまった。

やり方が良くなかったようなのでいろいろ試してみた結果、金属の缶に入れて上から加熱する方がよさそうだった。

このやり方だと風を当てても乾燥剤がほとんど動かないので底の方まで風が通らないのかと思ったらむしろ逆で、熱はちゃんと伝わっているようだ。ザルとちがって熱風が逃げないのがいいらしい。缶自体もかなり熱くなるので全体が均等に加熱されていそうな感じ。とはいえ1箇所だけに風を当て続けるよりもゆっくり回すように加熱する方がいい。

復活。加熱した時間は測ってないけど、いろいろ含めてもせいぜい5分ぐらいだと思う。あとは冷まして終わり。

2023/08/30

チップヒューズのソケット

なんてものがあるのですね。

ガラス管ヒューズみたいにチップヒューズをはめ込んで使うのかな。

とりあえずかわいい。

2023/08/21

口腔洗浄器のホースを交換

歯の間に挟まったものを水で洗い流す 口腔洗浄器 ジェットウォッシャー ドルツ (の古い型の EW-DJ61)を長年愛用している。

(パナソニック公式サイトから引用)

何年も使っていうるうち経年劣化でホースに穴があいて水漏れするようになったので、その部分を切り詰めて使っていたけど、あまりにも短くなってしまったのでホースを交換してみることにした。純正のものは入手できないので、代わりに エスコ 2.5/4.0mmx5mナイロンチューブ(軟質/乳白 EA125NB-4 を使う。

このホース、丈夫なのはいいけどかなり硬い。強い弾力があり曲げても元に戻ってしまう。このままでは不便そうなので、どうにかして純正のホースみたいに丸まった状態にしたい。とりあえず丸めた状態で加熱すれば丸まってくれるんじゃないかと思って、ガラスの瓶に入れて半日ほど炎天下に放置してみた。(※このとき周囲に燃えやすいものがないように注意。ガラスがレンズになって発火するおそれがあります!)

冷ましてから取り出したら、それなりに丸まってる様子。引っ張って伸ばしても、そこそこ丸まった状態に戻る。この程度の加熱でも効果はあるようだ。

もうちょっと小さく丸めたいので、もっと小さな瓶に入れて再度同じようにしてみた。今度は幾分小さくはなったものの効果はいまいちだった。やっぱりこの方法では限界があるようだ。それでも実用上十分なくらいに丸まったのでヨシ!とする。(後で気がついたけど、このまま熱湯を入れたりしたほうがよかったかも。)

このホースは硬い上に少しだけ細い。ホースを交換する際にホースを差し込む先の部品が壊れたら終わりなので、念のためホースの端をヒートガンで少し加熱して柔らかくしてから差し込んだ。それでもかなり力を入れる必要があった。

交換完了。ホースが硬いことで水圧が高めになるようなので、強さを控えめにして使うのがよさそう。どうしてもホースの途中にちょっと水が残るけど、もともとそうだったのが見えるようになっただけなので気にしない方向で。

2023/08/13

VESAマウントの取り付け位置をずらす

2台のモニタを並べてアームに取り付けようとしたら、高さがぜんぜん合わない。なぜならVESAマウントの取り付け位置が違うから。ということに、実際に取り付ける段階になって気がつく。こういうモニターアームだと左右の高さ方向の調整がほとんどできないのだ。(1cmぐらいの微調整ならできるけど、ぜんぜん足りない。)

最初は同じメーカーのものを使っていたのであんまり気にしてなかったけど、メーカーが違ったりすると同じサイズのモニタでもVESAマウントの位置がぜんぜん違うのは普通らしい。2台のモニタのどちらか片方が壊れて買い替えるときに同じものが入手できるとは限らない、ということを考慮しておくべきだった。

仕方ないので金具を使って高さを変更してみた。2.5cm間隔で穴が開いている金具を2つ使ってこういう風にする。矢印がもとのVESAマウントの位置。今回は高さを5cmぐらい変えたいので穴2個分ずらした。

このときネジが干渉するのを避けるために、そのへんにあったスペーサを入れた。ワッシャーを同じ数だけ入れるのでもいいと思う。

2023/08/07

インベーダーの効果音はSN76477なのか

「スペースインベーダー」の効果音はSN76477で出している、と言われている。UFOの音はデータシートに載っているサンプルとほとんど同じなのでわかるけど、他のいろんな音をどうやって出しているのかがずっと謎だった。SN76477はソフト的に制御しにくいはずなのにどうやって音を切り替えてるのか、というのも興味深い。たまたま回路図を見つけたので、そのあたりのことをちょっと調べてみた。

効果音の回路の中心にドーンとSN76477があるような感じのものを想像していたけど、ぜんぜんそうじゃなかった。特徴的な発射音やインベーダーに当たったときの音など、ほとんどの音はオペアンプを何個も使ったそれぞれ専用のアナログ回路で出している。インベーダーの歩行音は555(実際は556)。爆発音や発射音に使うホワイトノイズはシフトレジスタによるデジタル回路で作っている。ではSN76477は何に使っているのかというと、結局、UFOの音だけ(!)のようだ。

たしかにSN76477が使われてはいるけど思ったのと違う。。

2023/07/29

4端子法測定用クリップ

https://ameblo.jp/stsada56/entry-12776641165.html
抵抗値を正確に測定する4端子法は、配線を4本にするだけではなく測定対象との接触抵抗を考えてクリップも4個にする必要があるのに、クリップ2つにしてしまっている。それリンク先に書かれているだめな方法では。。と、斜め読みしながら思ってしまった。

これ1つのクリップの上と下(というのかな?)を絶縁してそれぞれに配線をつなぐことによって、1つのクリップの半分ずつを独立したものとして扱ってるのです。つまり1個のクリップが実質2個分。これなら接触抵抗の問題はないし、むしろ2個分のクリップをはさむ位置が同じになるので4個のクリップを使うよりも正確に測れる。そして当然測定の手間も少ない。

こういう構造のクリップはケルビンクリップというのだそうです。市販品もあるけどけっこうなお値段。

2023/07/17

リモートデスクトップ で左右の画面が逆になる件

ずっと困っていた問題が概ね解決したっぽい感じなのでメモを残しておきます。

困った現象:

モニタを2画面横に並べた環境から、リモートPCにリモートデスクトップで接続した状態で、ローカル側がスリープしてから復帰した後、リモートデスクトップのウィンドウを最大化すると、リモートデスクトップ内のウィンドウが左右逆に配置される(ことがある)。

要するに、2つあるモニタに表示される内容が左右でそっくり入れ替わってしまう、ということ。それが2つのモニタにまたがった1つのリモートデスクトップのウィンドウ内で起きる。これが毎回ではなくたまに起きるというのが余計にややこしい。決まった回数ごととかでもなくランダムで、たぶん数十回に1回ぐらいの割合だと思う。ちなみにOSはローカルもリモートもWindows10の22H2。

わかっているのは、リモートデスクトップのウィンドウを最大化したタイミングで発生する、ということ。どうもそのときにOSのおせっかい機能(?)でウィンドウを並べ替えてくれやがるらしい。多分(よかれと思って?)ローカル側のモニタの状態に合わせようとしてリモート側で行われているはず。ということは最大化しなければ現象は起きないけど、ウィンドウ枠とかが微妙にもったいないし最大化しているかどうかで若干動作が違う部分もあったりするので、やっぱり最大化してないと使い勝手が悪い。ならずっと最大化したままにしておけば...というのもできない。後述のスリープでウィンドウの最大化が解除されてしまうのだ。

もう一つわかっているのは、スリープしてから復帰した場合、という条件がつくこと。いやもう当然設定はしてるんです。とにかく徹底的にスリープしないような設定にしてるはずなのに、どうしても1時間ぐらい経つと勝手にスリープしている様子。モニタの設定が関係してるのかと思って調べてみたけど、モニタ側にもそういう設定はない。(入力信号がなくなったらモニタもスリープするけど、それって先にPC側がスリープしている状況だし。)

いろいろあって結局わかったのが、そもそもWindowsの設定でスリープしないようにしておいても、それでもスリープすることがある(?!)らしい、ということ。ていうか何その仕様。。それをさせないようにする方法もあるけど普通に設定画面からいじれるものではないらしい。

おそらくもっと簡単で安全な方法として、powertoysのAwake機能を使ってスリープを阻止できるそうなので、それを使ってみることにした。これは普通に画面から設定できる。「無期限に起動したままにする」を選択すればいいようだ。これでスリープしなくなれば例の問題も起きないことになる、はず。

これまでもいろいろな対策を試してきたけど、その効果(がなかったこと)を確認するにはとても長い時間がかかっていた。しばらく放置してないとスリープに入らないし、そこまで行ったとしても問題の現象が出るかどうかはランダムで確率はけっこう低い。なのでこの対策も本当に効果があるといえるかを確認するにはけっこう時間がかかりそう。(もしもだめだったら追記するので、それがなければ大丈夫と思ってください。)

2023/07/05

1999

新しいのができました。

ファミコン音源の制限内でDPCMも使わないというこだわり。三角波(とノイズ)をうまく使うとベースと同時にスネアとかが鳴ってるみたいに聞こえます。

2023/06/18

セットのパート

 

やっとGrooveミュージックに慣れたと思ったら、いつの間にかなくなって「メディア プレーヤー」に置き換わっていた。昔からあった Windows Media Player に戻ったのかというとそういうわけでもなくて、内容はぜんぜん別物でGrooveミュージックとだいたい同じ。で、この新しいメディアプレーヤーを使っていて、アルバムによって曲順がおかしいものがあるのに気がついた。本来は最初のはずの曲だけ順番が最後になっているものがある。

どうやら、Windows Media PlayerでCDからリッピングするとき1曲目だけプロパティがおかしくなって後で修正したもの、がそうなるようだ。この時みたいにメディアプレーヤー上でプロパティを編集する必要があるとかでもない。編集できる情報はどう見ても正しいので修正するべき点が見つからない。いろいろ調べてみた結果、やっと原因がわかった。

結論から言うと、今度はエクスプローラでプロパティを修正するのが正解だった。エクスプローラ上で問題の曲のファイルを選択して、プロパティ→詳細で下の方にスクロールしていくと「セットのパート」という項目があって、ここに「1」などの値が入っているとおかしくなるようだ。その値のところを選択してDelキーを押し「OK」で、他のファイルと同じように値なしの状態になる。この操作を行ってからメディアプレーヤーでアルバムを表示すると正常な順番になっているはず。

おそらく曲の再生順を柔軟に指定できるようにするための仕組みとしてわざわざ入っている仕様なんだろうけど、なんというか、もったいない。

2023/06/11

時計の時刻合わせのUI

電波時計とかの自動的に時刻合わせしてくれるやつではない、よくあるチープなデジタル時計とか、何らかの機器にオマケとしてついている時計機能とかの話です。

そういう時計ってだいたいはちょっと進むようにできてることが多い。遅れるよりは進む方が安全側といえるので、それはそれでいいと思う。わざと時計を少し進めておくというライフハックも広く浸透しているし。でも放っておくと進みすぎるので、ちょっと戻すという操作を定期的に行うわけです。

そういう時計の時刻合わせのUIは、細かい違いはあるものの「ボタンを押したら1分進む」というのが多い。なので1分戻すために59分進めるという操作が必要になるという、考えただけでもうんざりすることに。長押ししたら一応オートリピートにはなるけどやたら遅くて結局ボタンを連打するほうが早いとか。挙句の果てにちょっと行き過ぎてまた同じことをやる羽目になったり。

そもそも普通に進むようにできてるなら、時刻合わせは「ボタンを押したら1分戻す」の方が合理的なはず。でも常識的に考えてボタンを押したら進む方が普通なので、それに合わせたほうが無難というのもわかる。たしかに予想に反した動きをするUIはよくない。

それなら、普通に押したら1分進むのはそのままで、長押ししたら1分戻る+オートリピート、とかでいいのでは。予想と違うかもしれないけど、実際の動きを見れば説明がなくても意味はわかるだろうし、そうじゃなくてもボタンを連打すれば従来のものと同じ。これならハード的にもソフト的にも容易に実現できるはず。

2023/05/30

Bittersweet Samba

またファミコピです。ていうかこれみたいに曲に画像を付けて動画にする程度のことはWindows標準の「フォト」でもできるんですね。(ということにやっと気づいた。)


※ちなみに再生速度0.5倍にしたら尋常でなくエモいことが発覚w

2023/05/14

チップ部品の収納

電子工作をやっているとだんだん増えてくる部品。種類ごとにチャック袋に入れて並べておけば無駄な空間がなくて効率良いはずではあるけど、特に量が増えるとだんだん扱いにくくなってくる。たとえば抵抗みたいに抵抗値順に並べるだけのものならそうしておけばいいけど、そういう並べ方をしにくい部品も多い。数が増えてくると特定の部品を探すだけでも手間だし「今あるものを全部眺めてどれを使うか決めたい」ということもやりにくい。いちいち袋を開けて1個取り出したり戻したりも微妙に面倒だったりする。

そういう意味で100円ショップのSIKIRIシリーズはおすすめ。たとえばこれはチップLEDを色と種類で分けてみたもの。これなら探しやすいし取り出しやすい。空間的には袋より余計に場所を取るけど、ケースを重ねて収納できるので量が多いと袋よりも扱いやすい。

この手のケースで仕切りが移動できるものもあるけど、仕切りの隙間ができたり外れやすかったりして使いにくいので避けたほうが良い。SIKIRIシリーズは仕切りが固定になっていて、その代わり仕切り数のバリエーションが多い。

2023/05/07

6ピン7セグ実装してみた

6ピン7セグの案を実装してみた。

秋月のF基板に回路図のまんまの配置でチップLEDを並べてそのまま配線した。青LEDを使い電源電圧を3Vにするので抵抗も必要ない。6ピンの配置がまるごと14ピンPICのPortC(を裏側から見た場合)のピン配置にぴったり当てはまるのでソフト的にも都合が良い。

ちなみにA8というシールはPICのリビジョンの値。(マーキングではわからないので MPLAB X IDE などで中の情報を読む必要がある。)PIC16F1823のA8はバグ入りらしいけど、この程度なら普通に使える。

2023/04/23

6ピン7セグ

7セグ表示は普通モジュールになってるのを使う。モジュールの中の配線はすべてのLEDの片方がコモンになってるだけというのが多い。もしもLEDを7個並べてそれと同じものを作ろうとしたら、実際の配線は意外と複雑かもしれない。いっそのこと単純にこんな風にしてしまったらどうだろう。

これなら配線が簡単だし、なんと端子数が6個になってる。7セグなのに6個とは。これで全パターン表示できるわけないのだが、できるのだ。複数桁の場合の常套手段であるダイナミック表示を、この1桁の中で行えばいい。1セグメントずつ表示するのを7回繰り返してもいいけど、うまくやると3回にまとめることができる。

(c,f), (b,e), (a,d,g)という3つのグループに分けて点灯させることを考えると、それぞれのLEDの回路がほぼ独立しているので、グループ内で何個点灯する場合でもそれぞれ独立して制御できる。このとき関係ないLEDが点灯しないように、用のない端子は適宜H/Lのどちらかにしておく。一つの端子から複数のLEDに電流が流れることはない(ようにする)ので、各端子は普通に抵抗を入れるだけ(あるいは定電流制御)で良い。

たとえば「0」のパターンを表示するには、各グループごとに6個の端子をこういうふうにする。


123456
1HLLLHH
2LLHHHL
3LLLHLH

横方向が端子の番号を、縦方向がグループを表している。この3グループのパターンを高速で切り替えれば、aからfの全セグメントがデューティ1/3で点灯して「0」に見えるはず。

他の数字についても同様に、3つのグループで表すことができる。一般化するとこうなる。


123456
1H!fLLcH
2L!eHHbL
3LgLdLa

ここで「a」とかはセグメント点灯のときH、消灯のときLにする。「!f」と「!e」は逆に点灯のときL、消灯のときHにする。この表に従って0~9のセグメント構成のパターンでそれぞれテーブルを用意しておけば良い。

(ちなみに点灯するかしないかだけで考えれば3回じゃなくて2回にもできるけど、その場合は一部のLEDを並列で点灯することになるので明るさにばらつきが出てしまう。うまく電流やタイミングを制御してやれば明るさを揃えることはできるかもしれない。)

この方式の場合、とりあえず1桁だけなら普通の7セグよりも一つ少ない6個の端子で制御できる、というのは一応メリットといえるかもしれない。でも複数桁をマトリクスにしたりできないので2桁以上だと非常に効率が悪い。つまり1桁だけでよくて7セグのモジュールを使わなくてGPIOが7本はないけど6本ならある、という場合にはこの方式が有効だろう。一つ問題があるとすれば、おそらくそんな場合などない、ということだけだ。

2023/04/16

ハエトリグモに砂糖水をあげてみたらこうなった

机の上で綿棒から砂糖水を飲むハエトリグモ

机の上でハエトリグモがウロウロしていたので、砂糖水を染み込ませた綿棒をあげてみた。しばらく「何コレ?」みたいに考えてるのかと思ったら、突然飛びついてこの形に。たぶん10分以上この姿勢で微動だにせず、一心不乱に砂糖水をチューチュー。

アップ

かわいい。

2023/04/09

デスクトップの左上を空けておく


デスクトップにアイコンを並べるときに左上だけは空けておく、というライフハック。

こうしておくと、何かインストールしたときにデスクトップアイコンが必ずそこにできるのですぐにわかる。(そのアイコンを本来置きたい場所に移動する。)意図せず何かがインストールされるなどしてアイコンができてしまったときも左上なので気がつきやすい。

いつの間にかアップデートかなにかで消したはずのアイコンが復活することもある。そういうアイコンは削除するよりどこか邪魔にならないところに移動しておいた方がいい。中にはそれでもいちいち左上に戻ってくるやつもあった気がする。ここまで来るともう嫌がらせ。そんなにアンインストールしてほしいのならそうしてあげたほうがいいかも。

2023/03/21

Segmented Displays


7セグ的なやつをたくさん集めた動画。

いわゆる普通の7セグでもいろいろ改良案があるし、他の方式もたくさんある。でも、いろいろアイデアを考えてみたけど結局のところ普通の7セグが最強だよね、というのはたしかにそう。

どの方式でも「4」で妥協を強いられることが多い。実は7セグの「4」とかもけっこう無理がある。みんな慣れているだけで初めて見たら分からないのでは。

ちなみにこの6セグは動画の中に出てくるものと似てるけど「4」と「2」の妥協ポイントが少しだけ違う。

2023/03/08

小銭プリンタ

何年も前に「小銭プリンタ」というアイデアを考えていたことがあった。レジで支払いをする時に小銭をちょうど良く出すための電子デバイス。テンキーから金額を入力してすべらせるように動かすと、ちょうどの金額の小銭が並んで出てくる、というもの。中には種類ごとに分けた小銭が入っていて、動きに合わせて裏側から種類ごとに1枚ずつ出てくるように出口をマイコンで制御する。残っている枚数の中から最適な組み合わせで出したりとかも。
メイン部分の機構の他にも難しそうなことが2つあって、一つは小型化すること。小銭入れ程度のサイズになっていてほしいけどメカ的に難しそう。もう一つは、小銭を種類ごとに分けて補充する部分をどうするか。いちいち分けて入れるのは面倒なので、混ざったまた適当に入れて振ったら自動的に分類される、みたいになっていてほしい。でもこれはちょっと方法がわからない。ていうかこれができればうれしいけど本体よりこの部分のほうが難しいのでは。
...みたいなことを考えただけで放置しているうちに、時代は進んでキャッシュレス決済が普及してしまった。小銭で払うという機会自体が減っていくと、小銭で払う機械を作る意義も薄れてしまう。(そうじゃなかったとしても実際に使うのはいろんな意味で難しそうかも。)

2023/02/13

かわいくて ごめん

ファミコピの話のついでにいろいろ思い出したので、新しいのを作ってみました。


アップしてから気がついたけど前回のものから3年も経ってる。いったいいつの間にそんなことに。

その間に Magical 8bit Plug 2 もむちゃくちゃバージョンアップしてました。あってほしい機能が全部入りで、高機能なのにUIがわかりやすくて使いやすい。まさに神。

2023/01/14

ファミコピ

いろんな曲を耳コピでファミコン風にアレンジするのをファミコピというそうです。ということは私が Youtubeでやってることはファミコピでした。その中でも実機で使える音源の数とかの縛りをできるだけ忠実に守るスタイル。

今でも作ってるのがいくつかあるけど、たまに触る程度なのでぜんぜん完成しない。いや実はできてるのもあるけど気に入らないのでアップしない。(とか言ってる割に過去にあげたやつがものすごいクオリティというわけではない。)

その中で再生回数が最も多いのがこれ。いろいろ頑張ったとは思うけど、結局のところ元の曲が良いというのが一番の要因なんですよね。(まさかの身も蓋もない結論)

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